【Googleアドマネージャー】Googleアドセンスを配信する3つの設定方法

Googleアドマネージャ(アドセンス)

Googleアドマネージャー(旧DFP)を活用していて、Googleアドセンスを配信する方法を知りたいという人向けの本記事を作成しています。

Googleアドマネージャーを利用して、Googleアドセンスを配信する方法は大きくわけて3つあります。

  • 「ネットワーク単位」
  • 「広告ユニット単位」
  • 「広告申込情報(GoogleアドマネージャーとGoogleアドセンスがリンクしている場合)」

本記事では、アドセンス配信をするための各設定方法をご紹介していきます。

Googleアドマネージャーの導入方法については、こちらの記事を参考にしてください。

MarketingGorilla(マーケティングゴリラ)

こんにちはたくぽんです。 本記事では、Googleアドマネージャーの導入を検討している方や既に導入しているけど活用できて…

Googleアドセンスを配信すると広告単価向上が可能

GoogleアドセンスをGoogleアドマネージャー経由で配信するメリットとして、、広告枠の空き在庫を収益化やダイナミックアロケーション機能(競合配信)によりアドセンスの方が他の広告よりも価格が高い場合のみ配信することで各広告枠の収益を改善することが可能です。

例えば、サイト全体として100万IMPの広告が在庫があり、80万IMPは自社広告・第3者配信などをしていた場合、20万IMPが空き在庫になり、この枠にアドセンスが配信されます。もし、空き在庫に何も配信しない場合、収益が発生せず、その分売上毀損となってしまいます。

空き在庫の配信

 

Googleアドマネージャーには、ダイナミックアロケーション(以下DA)と呼ばれる配信されている広告枠に対して、【非保証型申込情報】が配信されている場合に、その広告申込情報で設定されたサードパーティのアドネットワーク・SSPのレート(仮想CPM)以上の単価でGoogleプロダクト(ADX・AdSense)を配信するシステムがあります。

以下のように、複数広告申込情報を作成しSSPを配信し、Googleアドセンス(またはADX)を配信した場合、最も広告単価が高い広告Aがサイト上に表示されるようになります。(GoogleアドセンスのCPM単価が180円以上の場合は、Googleプロダクトが配信されます)

ダイナミックアロケーションとは

このようにGoogleアドセンスを配信すると広告収益向上につながるのです。

MarketingGorilla(マーケティングゴリラ)

目次 1 ダイナミックアロケーションとは2 ダイナミックアロケーションの配信フロー2.1 ダイナミックアロケーション配信…

GoogleアドマネージャーでGoogleアドセンスを配信設定する3つの方法

アドマネージャでアドセンスの配信の有効・無効を設定するには以下の3つの方法があります。

  • 「ネットワーク単位」
  • 「広告ユニット単位」
  • 「広告申込情報(GoogleアドマネージャーとGoogleアドセンスがリンキングしている場合)」

1. ネットワーク単位での配信

ネットワーク単位でアドセンスを有効にした場合、個々の広告ユニットで設定を手動でオーバーライド(無効など)しない限り、ネットワークの設定がデフォルトですべての広告ユニットに適用されます。

ネットワークで AdSense を有効にする流れ

Google アド マネージャーにログインして、[広告枠] →[ネットワーク設定] をクリックします。

ネットワークの設定をクリック

 

 [AdSense で未販売の広告枠と空き枠の収入を最大化] チェックボックスをオンにします。

AdSense で未販売の広告枠と空き枠の収入を最大化

 

以上で、Googleアドセンスが全枠で配信されるようになります。

2. 広告ユニット単位での配信

広告ユニット単位で AdSense の設定することが可能ですが、広告ユニットの設定がネットワーク設定よりも優先されます。つまり、広告ユニット側で「AdSense で未販売の広告枠と空き枠の収入を最大化」のチェックを外すと、無効にするとアドセンスは配信されません。

特定の広告ユニットで AdSense を有効にする流れ

Googleアドマネージャーにログインして、[広告枠]→  [広告ユニット] をクリックします。

広告ユニットを選択

Googleアドセンスを配信したい広告ユニットをクリックするか、新しい広告ユニットを作成します。

広告ユニットをクリック

 

選択した広告ユニットの.[AdSense で未販売の広告枠と空き枠の収入を最大化] チェックボックスをオンにします。

チェックボックスをオン

あとは、設定を保存すれば完了です!

3.広告申込情報の配信タイプで配信設定をする方法(※注意点あり)

最後に、広告申込情報の配信タイプで配信設定をご紹介します。

ただし、この方法はGoogleアドマネージャーとGoogleアドセンスアカウントがリンキングしている一部媒体のみにしか開放されていません。本機能を利用するには、アドセンスとアドマネージャーを紐付ける必要があります。そのためには、Google営業担当者に問い合わせた上で、媒体毎の審査が必要です。このアカウントでは、アドセンス側で設定した広告ユニットの配信有無などをGoogleアドマネージャー側で細かく設定することが可能なので効率的に配信することが可能です。

個別の AdSense アカウントをアド マネージャーにリンクする必要はありません
AdSense アカウントをアド マネージャーにリンクする必要があるのは、ネットワークで複数の AdSense プロパティへの配信を予定している場合のみです。

AdSense、Ad Exchange、ディスプレイ&ビデオ 360 のアカウントを追加するGoogle アド マネージ…

※ただし、ダイナミックアロケーションを活用する場合のみであれば、アカウントが紐付いている必要ありません。

Googleアドマネージャーとアドセンスの紐付け

 

個別の AdSense アカウントをアド マネージャーにリンクする必要はありません
AdSense アカウントをアド マネージャーにリンクする必要があるのは、ネットワークで複数の AdSense プロパティへの配信を予定している場合のみです。

参照:アカウントをアド マネージャーにリンクする

3-1.新しいオーダーの作成

Googleアドセンス用のオーダーを作成します。

「配信」「オーダー」「新しいオーダー」をクリックしましょう。

新しいオーダーをクリック

5-2.オーダー名・広告主・担当者の記入

次に、「オーダー名」「広告主」「担当者」を記入して、「広告申込情報の追加」をクリックします。

それ以外の設定は何も変更せず「広告申込情報を追加」ボタンを押しましょう。

次の画面から「広告申込情報」の設定に入ります。

オーダーの設定

6-3.広告申込情報で「広告タイプ」を選択

配信する広告タイプは「ディスプレイ」を選択します。

ディスプレイの選択

6-4.名前を記入

申込情報の名前

6-5.「広告申込情報タイプ」で「Adsence」を選択する。

Adsenceを選択

6-6.サイズを選ぶ

実際想定される広告サイズを選択しましょう。サイズは広告ユニットで設定したサイズを選びましょう。サイズの選択

 

6-5.配信時間を入力。

配信時間は開始時間を「今すぐ」、終了時間を「無期限」に設定しましょう。

配信時間の設定

6-6.広告ユニットの選択

Googleアドセンスを配信したい広告ユニットを選択します。配信したい広告ユニットを選択する場合は、まず「広告ユニット」ボタンをクリックします。

「在庫」→「広告ユニット」をします。

広告ユニットをクリック

そのあと広告ユニットを選んで「チェック」を押すと、選択した広告ユニットが「右枠」に移動するのでこちらで完了です。

広告ユニットの追加

最後に、保存ボタンを押せば、広告申込情報の設定完了です。

保存ボタンのクリック

あとは、保存ボタンを押せば完了です。

6-7.クリエイティブの作成

広告申込情報の設定が完了したら、クリエイティブを設定します。

[広告申込情報]を選択したら→「クリエティブタブ」をクリックします。

クリエイティブタブ

「クリエイティブを追加」をクリックします。

クリエイティブ追加をクリック

「新規クリエイティブ」をクリックして、サイズを選択しましょう。

新規クリエイティブを選択

6-8.クリエイティブ名の記入

次にクリエイティブ名を入力します。

クリエイティブ名の記入

6-8.ダイナミックアロケーション広告ユニットの選択

「ダイナミックアロケーションの広告ユニット」の広告ユニットにチェックを入れます。

次に「広告ユニットを選択」を押します。

広告ユニットを選択

「広告ユニットを選択」をクリックすると、Googleアドセンス側に設定されたクリエイティブサイズと同じ「広告ユニット」の候補が表示されるので選択しましょう。

Googleアドセンスの広告ユニットをクリック

 

選択が完了したら保存しましょう!以上で設定は完了です。

6-9.コードの確認

保存ボタンをクリックしたら、以下のようなGoogleアドセンスのコードが表示されますので最後に確認しておきましょう。

google_ad_client="ca-pub-xxxxxxxxxxxxxxx"; 
google_ad_slot="xxxxxxx"; 
google_ad_width=300;
google_ad_height=250;
Adsenceコードについて
[コード] ボックスにコードを貼り付けると、広告配信時に上記のパラメータが抽出され、他はすべて無視されます。つまり、クリック トラッキング マクロなどの追加コードも無視されます。Google アド マネージャーで広告申込情報をプレビューしたときに同じクリエイティブが常に表示されたとしても、実際のウェブサイト上に広告申込情報が配信されるときには異なるクリエイティブが表示される可能性があります。この理由は、AdSense ではコンテンツ ターゲティングが使用されるためです。つまり、実際のウェブページのコンテンツから配信クリエイティブが決定されます。

  AdSense 広告申込情報を使用すると、AdSense の購入者に提供可能な広告枠を指定できます。ターゲ…

Googleアドマネージャーの成果を確認する方法

アドマネージャー上で配信されているアドセンスの成果を確認するためにGoogleアドマネージャーの「レポート機能」を活用しましょう。詳しくは以下の記事に記載しています!

MarketingGorilla(マーケティングゴリラ)

こんにちは、たくぽんです。 Googleアドマネージャーでダイナミックアロケーション配信を開始した際に必ず言われるのが、…

GoogleアドマネージャーでGoogleアドセンスを配信して収益をアップさせよう!

以上がアドマネージャーでアドセンスを配信する方法です。実際アドセンス自体を配信することは簡単です。

しかし、ダイナミックアロケーションの設定やサービス単位でアドセンスを最適化して配信するにはノウハウが必要なので、その点は注意しましょう!