【Googleアドマネージャー】3つのデバッグ方法(広告枠の配信・設定状況の確認)

Googleアドマネージャーデバッグ方法

Googleアドマネージャーが正常に配信されているか知りたい!

¥Googleアドマネージャー(旧DFP)の導入が完了した際、正常に配信されてるか気になるものです。今回はGoogleアドマネージャーのデバッグ方法(配信状況の確認方法)を簡単にご紹介いたします!

Googleアドマネージャーのデバッグ方法を説明する前に覚えていきたいこと

Googleアドマネージャーのデバッグ方法は以下で説明しますが、その前に「Google サイト運営者タグ(GPT)」という用語が頻繁に出てくるため、ご説明しておきます。

「Google サイト運営者タグ(GPT)」とは

Google サイト運営者タグ(GPT)

Google サイト運営者タグ(GPT)は広告タグ設定のライブラリで、これを使って動的に広告リクエストを作成できます。GPT は、広告ユニットコード、広告サイズ、Key-Value といった主要な情報の取得、リクエストの作成、ウェブページやモバイルアプリへの広告表示を行います。今回に関しては、「Googleアドマネージャーで利用されるコード」だと覚えておきましょう。

 

タグの例)

Google サイト運営者タグのライブラリは、従来のホスト先である googletagservices.com ドメインに加えて、https://securepubads.g.doubleclick.net/tag/js/gpt.js というURLが記載されています。

<html>
 <head>
  <script async="async" src="https://securepubads.g.doubleclick.net/tag/js/gpt.js">←こちらでGTPタグを判別する
  </script>
  <script>
 window.googletag = window.googletag || {cmd: []};
  </script>

参照元:Google サイト運営者タグの概要

Googleアドマネージャーのデバッグ方法

Googleアドマネージャーの配信状況を確認する方法は以下の3つです。
Google サイト運営者コンソール」を有効にすることでウェブページの設定・配信状況などを確認することが可能です。

サイト運営者コンソールを開いたら、右上の [Troubleshoot] をクリックして、アド マネージャーで配信インスペクタを開きます。ここで、他の広告ではなくその広告が配信されたのはどうしてか、同じ広告スロットで再度リクエストが発生するとどの広告申込情報が配信されるかなどの情報を確認することができます。

1.ブックマークレットを活用(推奨)

サイト管理者コンソールのブックマーク

Googleが推奨する方法としては「Google サイト運営者コンソールを開く JavaScript 関数を実行するブックマークを作成する方法」です。GPT ライブラリが読み込まれているページ(GPT を使用して広告が表示されるあらゆるページ)を表示した状態でこのブックマークを選択すると、JavaScript が実行され、サイト運営者コンソールが開かれます。

JavaScriptを実行すると以下のようにコンソールがページ下に表示されます。
サイト運営者コンソール
・また、設定している広告ユニットの情報もウェブページ掲載位置に表示されます。
広告ユニットの情報

1-1.ブックマークの作り方

  • 1. その他アイコン [ブックマーク] [ブックマーク マネージャ] をクリックします。
  • 2. ブックマーク マネージャで、その他アイコン [新しいブックマークを追加] をクリックします。
  • 3. ブックマークの名前を入力します(例: サイト運営者コンソール)。
  • 4. 次のコードをコピーして [URL] 欄に貼り付けます。
    javascript: googletag.openConsole();
  • 5. [保存] をクリックします。
  • 6. GPT を使用して広告が表示されるウェブサイトに移動します。
  • 7. 作成したブックマークをクリックしてサイト運営者コンソールを開きます。

2.デベロッパーツールを活用

次に、Chromeデベロッパーツールを活用する方法があります。ページを読み込んだ後、デベロッパーツールの「JavaScript コンソール」に以下のコードを入力しましょう。

javascript: googletag.openConsole()

こちらを実行した場合に関しても、ブックマーク同様に「サイト運営者コンソール」が開きます
コンソール

3.URLを利用する方法

ブラウザのアドレスバーで、ページ URL の後に次のいずれかのクエリ文字列パラメータを追加し、ページを読み込みます。

個人的によく使う方は以下のパラメーターです。

http://www.example2.com?google_force_console=1→URLの末尾にパラメーターを追加す
  • * google_console=1: キーボード ショートカット(後述)を使ってサイト運営者コンソールを切り替えられるようにします。
    例: http://www.example1.com?google_console=1
  • * google_force_console=1: ページが読み込まれた後にサイト運営者コンソールを自動的に表示します。
    例: http://www.example2.com?p1=AAA&p2=BBB&google_force_console=1

サイト運営者コンソールのオンとオフを切り替える

上記の3つの方法実施してサイト運営者コンソールを読み込んだあとは、以下のショートカットでコンソールのオン・オフを切り替えることが可能です。

  • Windows の場合は Ctrl+F10 キー、
  • Mac の場合は fn+control+F10

Googleサイト運営者コンソールを活用して配信環境を確認しましょう!

以上がGoogleアドマネージャーのデバッグ方法です。とても簡単に広告配信状況などが確認できるので、一度試してみましょう!

参照元:Google サイト運営者コンソールを有効にする